2023/03/09 10:56


多くの日本人が大好きなカレー

ルーツはイギリスにあるといわれています。
15世紀末から東南アジア一帯で採れるスパイスを求めてヨーロッパ諸国が激しい争奪戦を繰り広げた結果インドがその集散地となりイギリスが覇権を握りました。料理としてのカレーがイギリスに伝わったのは1772年のことです。ウォーレン・ヘイスティングスという後の初代ベンガル総督が母国にマサラ(ターメリック、カルダモン、クローブ、シナモン、コショウなどのスパイスをブレンドした香辛料)とインド米を持ち帰り、宮廷のレセプションなどでインド人コックにカレー&ライスを作らせて披露したところ大評判になりました。その後、貴族の宴会料理を請け負っていたC&B(クロス&ブラックウエル社)がイギリス人の好みに合わせたカレーパウダーを商品化しました。イギリスではカレーをシチューとして調理したため、小麦粉を炒めて繋ぎに使った粘性の高いソースで肉や野菜を煮込む英国風カレーに変化し、その後、フランス料理の要素も加わってカリ・オー・リー(cari au riz、「お米とカレー」という意)になりました。

欧風チキンカレーは、じっくり炒めて甘味を出したタマネギや小麦粉を使ったデミグラスソース、スパイスの辛味をマイルドにする生クリームなどを加えたカレーソースで鶏肉を煮込みました。スパイスの香りを生かしつつ、まろやかで深みのある味わいに仕上げた欧風カレーソースをお楽しみください。

■商品紹介:欧風チキンカレー