2024/05/20 12:37

5月に入ってから近海でかつおが獲れるようになりました。


この時期のかつおは太平洋の南から北上してくるので
九州から獲れはじめ、四国や紀伊半島を通って駿河湾にもやってきます。

駿河湾がある静岡県もGWあたりから沢山獲れるようになり、
黒潮が蛇行して遠州灘に近づくと、漁船で1時間くらいのところに漁場ができるそうです。

初がつおと呼ばれるこの時期のかつおは、脂がうすくサッパリしていて赤身が美味しいと
いうのが特徴です。
ただ、かつおは鮮度が落ちやすく、獲りたてと獲ってから半日置いたものを食べ比べても
味がかわるほど繊細です。(実際に、朝どれのかつおを自分でおろして半分食べ、
夕飯に残りの半分を食べたところ、「味が違う!」とビックリしました。)

氷詰めして保管すれば1週間くらいお刺身で食べることはできますし、
知り合いのかつお好きの中には「生で食べられるギリギリのほうが好き。」という人もいます。
でも多くの方は、獲れたての鮮度で食べるのが好きだとおもいます。

今回ご紹介するのは、㈱いちまるが自信を持ってお勧めする
「焼津式 かつおのたたき 鬼わら焼き」です。


ここで使っているかつおは、近海漁場で獲ってきたものではありません。
赤道に近い南方漁場というところで獲ってきたものです。

南方漁場は、海水温が30℃に近いので体に脂をためる必要がありません。
ですから比較的脂が少なく、初がつおのようにサッパリした赤身の美味しいかつおです。

獲ったかつおは、生きたまま₋20℃の塩水に入れて一気に凍らせます。
かつおが凍ったら塩水を抜いて、-40℃以下に冷やし込みます。
焼津湖に帰港したら水揚げし、一尾ごと選別をしていきます。

選別したかつおは、かつおのたたき工場に搬入。
初めにガス火で表面を一気に焼いてから、わらの炎の中をくぐらせて燻した香りをつけるのです。
こうすることで、生きたまま凍らせたかつおを一度も解凍せずにかつおのたたきに仕上げられます。
(二種類の火の特徴を活かしたハイブリッドな焼き方のことを「焼津式」と呼ぶことにしました。)



上の写真は焼きラインから取り出したところです。
凍ったまま表面だけが焼けているのが解りますよね。

その後、真空包装して再び₋40℃以下の冷凍庫で保管します。
生きたままの鮮度をキープするためのこだわりが一杯です。

解凍したら、まずは薬味をあまりつかわず、塩だけで食べて貰いたいです。
「いちまるマルシェ」というイベントでは必ず塩だけで試食していただいています。
皆さんからは「塩だけでたべるのは初めて!」とビックリされますが、
一口食べると「お~!!」と言っていただけます。
「鮮度に自信があるから素材の味が一番わかる塩で食べて貰いたいんです。」と言うと
凄く納得して大勢の方達が気に入ってくださり、毎回売り切れてしまうほど人気です

少し食べ進めたら、試した貰いたいのがもう一つ。
商品に添付しているゆずぽん酢たれです。
このぽん酢は、全ての材料を合わせてから火入れ(加熱)しています。
火入れすることで味が馴染みまろやかな味わにに仕上がっています。

その他にも色々な食べ方なども紹介しています。
1箱に4~7本とゆずぽん酢10袋が入っていますよ!!

焼津式 かつおのたたき 鬼わら焼き

一度ご購入くださってから、お知り合いに贈ってくださる方も増えていますよ!!